診療内容

Medical treatment content

生活習慣病に特化した診療

専門としている診療
   糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高血圧症、高尿酸血症(痛風)

■専門に準じて診療している疾患
   睡眠時無呼吸症候群:睡眠時無呼吸検査と治療(経鼻的持続陽圧呼吸療法:CPAP)
   脂肪肝
   心筋梗塞、脳梗塞の再発予防
   禁煙外来
■主な検査
 ●採血検査
最新検査機器により、短時間で結果説明が可能)
 ●持続血糖測定検査(CGM、FGM)
 ●血圧脈波検査(ABI/PWV)
 ●頸動脈エコー検査
 ●体組成検査:筋肉量・体脂肪量測定(InBody®)
 ●基礎代謝測定検査
 
睡眠時無呼吸検査(簡易検査のみですが、今後PSG(ポリソムノグラフィー)も対応予定
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■主な専門治療
 ●インスリン治療
 ●インスリンポンプ治療(CSII、SAP)
■その他の特徴
 ●
完全個室待合:プライバシーが保たれ、ウィルス感染の心配がありません。

ご案内

■初めて健診でひっかかったという方から、既に治療中だけれど良くならないといった方、1型糖尿病や膵臓手術後の糖尿病の方まで、幅広く対応しております。
■申し訳ありませんが、専門疾患に注力するため、一般の方の健康診断や予防接種は取り扱いを中止し、現在は行っておりません

生活習慣病に特化した診療
Lifestyle-related diseases

生活習慣病治療のスペシャリスト

 当院は糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高血圧症、高尿酸血症などのいわゆる生活習慣病の治療を専門としたクリニックです。院長は泉区でも5人しかいない糖尿病専門医の資格を持った生活習慣病治療のスペシャリストです。

 健診で初めてひっかかったという方から、既に治療を受けているけど良くならないといった重症な方まで、幅広く対応できます。採血結果はもちろん当日にご説明可能です。

 生活習慣病は、薬さえ飲めば治ってしまう、という簡単な病気ではありません。食生活や運動習慣を見直すことなしに治療するのは困難です。患者さんの食生活や運動習慣を共に考えていくためには、まずお一人お一人の生活環境、ライフスタイル、お仕事の内容、考え方などを良く知り、患者さんと深く向き合っていく必要があります。そこまでするのは一般のクリニックでは難しく、当院のような専門のクリニックが得意とするところです。

 また、特に糖尿病治療は、この10年で様々な進歩があり昔とは大きく変化してきました。昔は常識的であった治療が、現在では非常識になってしまっていることも多々あります。1日3回、4回と注射が必要だった方が、新しい薬を使うことで注射が必要なくなってしまうようなケースもあります。こうした最新の医学に基づいた治療ができるのも、専門医ならではです。

専門検査を駆使したオーダーメイドの治療

 一般的なクリニックや病院では、患者さんの適正なカロリー量を決めるのに、身長と体重から計算した値を用いています。しかし実際に必要なカロリー量というのは個人差がとても大きく、計算式から求めた基礎代謝はあまり当てになりません。それもそのはずです。同じ170cmで80kgの人でも、いわゆるビール腹で肥満体型の人もいれば、ボディービルダーのような筋骨隆々とした体型の人もいて、その代謝が同じであるわけがありません。しかし計算式から求めるカロリー量というのは、どちらの体型でも一緒になっていまうのです。多くの医療機関ではこのように不正確な方法で必要カロリーを求めていますから、必要以上に厳しいカロリー制限を指導されてしまっている患者さんもたくさんいるのです。

 当院ではそのような不正確な計算式を用いることなく、きちんと患者さん一人ずつ調べて必要なカロリーを計算しています。具体的にはまず体組成検査(InBody®)を活用し、その患者さんの筋肉量と体脂肪量を測定することで、その患者さんの本当の基礎代謝量を測定しています。必要があればさらにMedGem®メタボリックアナライザーを用いて、実際に基礎代謝量を測定します。さらにライフスタイルを詳しく伺うことで日常生活での活動量を把握し、患者さん一人一人に本当に必要なカロリーをきちんと把握したうえで、それに基づいて栄養相談をしていくのです。

睡眠時無呼吸症候群

 当院では外来でできる睡眠時無呼吸検査(アプノモニター、PSG)や、治療(経鼻的持続陽圧呼吸療法:CPAP)を行ってます。検査から治療まで、全て一貫して当院で行うことができます。いびきや、日中の眠気が気になる方はぜひご相談下さい。

 睡眠時無呼吸症候群は文字通り、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。睡眠時無呼吸症候群は睡眠の質を落とし、日中の眠気を引き起こしたり、交通事故の原因になるだけではなく、生活習慣病を悪化させたり、時には突然死を引き起こす、危険な病気です。自分ではちゃんと眠っているつもりで、自覚症状が無い場合も多いです。しかし睡眠時無呼吸症候群は心疾患などの重篤な病気を引き起こす原因となりますので、症状がないからといって放置しておいて良いのもんではありません。睡眠時無呼吸症候群は、治療さえ受ければ簡単に治るものではなく、根治するためにはやはり生活習慣の改善や減量が必要ですし、その他の生活習慣病が隠れていることも多いため、当院のような生活習慣病専門クリニックでの治療がオススメです。

脂肪肝

 脂肪肝は、主に生活習慣が原因で、肝臓に脂肪がたまる状態です。健康診断では主にASTやALTが高くなってきたり、エコーで脂肪肝を指摘されることがあります。脂肪肝そのものは直ぐに健康を害するものではありませんが、糖尿病や高血圧など様々な生活習慣病の原因となるが多いです。また軽い脂肪肝と思っていても、放っておくと肝硬変や肝臓がんの原因となることもあります。脂肪肝を指摘されたら、放置しておかず、一度生活習慣の相談にいらっしゃることをお勧めします。

心筋梗塞や脳梗塞の再発予防も、生活習慣が重要

 心筋梗塞や脳梗塞といった病気は、生活習慣病が原因で発症します。心筋梗塞や脳梗塞を起こした直後はもちろん循環器科や神経内科が専門科で治療を受ける必要があります。しかし急性期(発症後数週間)の治療が終わった後、これらの病気の再発しないように予防するためには、心臓や脳そのものの治療ではなく、むしろ生活習慣病の治療の方が重要なのです。ですから、急性期を過ぎた心筋梗塞や脳梗塞の治療は、むしろ当院のような生活習慣病クリニックが得意とするところです。

セカンドオピニオン

 セカンドオピニオンは、いまの主治医に治療してもらいつつ、別の専門医から治療を見直してもらう方法です。「今通院しているクリニックを変えたいと思っているわけじゃないけど、本当にこの治療で良いのか確認したい」といった目的で受診される場合、セカンドオピニオンとなります。現在、当院では原則としてセカンドオピニオンは受けいれておらず、またセカンドオピニオンは保険適応にはならず自費負担になります。またセカンドオピニオン外来では、薬の処方はできません。どうしてもご希望される場合は、予めお電話にてご相談下さい。
 なお当院での継続的な治療をご希望の場合は、通常の保険診療となります。「遠方なのでずっと通うつもりはないけれど、数ヵ月~1年くらい治療してみて、また元のかかりつけに戻りたい」といった場合は、通常の保険診療で対応できます。判断に悩まれる場合は、予めお電話にてご確認下さい。
 

完全個室待合
waiting room

 当院は患者さんが安心して通院できるよう、待合室を完全個室としています。受診される患者さん同士の接触がほとんどありませんので、持病をお持ちの方でもコロナウィルスやインフルエンザウィルスを心配せず、安心して受診していただけます。またプライバシーも保たれますので、偶然知り合いとあって病気のことが知られてしまう、という心配も少なくなっています。

 生活習慣病、特に糖尿病をお持ちの方は、免疫力が低下しており、コロナウィルスやインフルエンザウィルスなどの感染症が重症化しやすいことが知られています。しかし多くの医療機関では生活習慣病の患者さんと、それ以外の患者さんの診療を同時に行っているため、待合室などの院内で感染症が移ってしまう危険があります。そこで当院では個室待合をご用意いたしました。また、糖尿病などの生活習慣病をお持ちのことを、周りには伏せておきたい方もいらっしゃるでしょう。そういった患者さん方も安心して通院できる環境です。

(個室の数には限りがあります。事前予約の方、採血当日に結果説明が必要な方を優先させて頂きます。個室がいっぱいの場合は、一般的な待合室でお待ちいただきますので、予めご了承ください。また感染の可能性のある方は、院外で待機していただく場合もあります)

その他の疾患について
About other diseases

禁煙外来

 当院では禁煙外来も行っております。原則として、生活習慣病で通院中の方が対象です。現在は禁煙外来のみでの受診は受け入れておりません
 喫煙は肺がんの原因になるだけではなく、実は脳梗塞や心筋梗塞の原因でもあります。特に生活習慣病をお持ちの方が喫煙すると、健康な方に比べてこれらの病気が10倍~20倍も増えることが知られており、非常に危険です。そこで当院では禁煙外来も積極的に行っています。

 喫煙は健康を害するだけではなく、金銭的にも非常に負担になります。1日1箱を20歳から70歳まで吸った場合、タバコ代だけでも700万円以上、医療費などの諸経費を加えると1600万円になるという試算もあります。逆に禁煙できれば、それだけのお金が浮くということですね。

 喫煙は趣味ではなく、ニコチン依存症という病気です。喫煙をせずにニコチンが切れてくると、「口が寂しい」「集中力が切れる」「ストレスがたまる」といった、禁断症状が出てくるため、また吸ってしまうのです。「仕事のストレスを喫煙で解消しているんだ」と勘違いしている方が多いですが、あくまで禁断症状をストレスに感じているだけで、仕事のストレスとは関係がありません。その証拠に、たいていの方は休日にも喫煙しています。

 「本当はタバコを止めた方が良いと分かっているんだけど、つい吸ってしまう」という自覚があれば、禁煙外来の出番です。禁煙治療により禁断症状を軽減し、辛い思いをせずに禁煙することができますので、是非ご相談下さい。

 禁煙外来は通常は保険診療が可能で、3か月間の治療で自己負担は約2万円です。タバコ代3か月分よりも安いくらいですね。

アレルギー性鼻炎、喘息、甲状腺疾患、不眠症などその他の慢性疾患

当院通院中の患者さんに関しましては、アレルギー性鼻炎(花粉症)、喘息、甲状腺機能亢進症/低下症、不眠症など、その他の慢性疾患の治療も併せて可能です。

生活習慣病はなく、花粉症や喘息、不眠等のご相談のみの方は、各専門科への受診をお勧めいたします。

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