このように怖い副作用であることを説明すると、なんでもかんでも低血糖ではないかと心配しだす人が多いのですが、心配しすぎの場合も多いです。
インスリン注射か、低血糖を起こす可能性がある薬を飲んでいない人は、基本的に心配いりません。低血糖を起こす可能性がある内服薬の一覧は以下になります。
・先発品名(一般名)
・オイグルコン、ダオニール(グリベンクラミド)
・アマリール(グリメピリド)
・グリミクロン(グリクラジド)
・シュアポスト(レパグリニド)
・グルファスト(ミチグリニド)
・スターシス、ファスティック(ナテグリニド)
ご自分の飲んでいる薬の中に、これらのものが含まれているかどうか、必ず薬剤師か医師に確認してください。
これらの薬は危険性が高いので、あまり処方することはありません。内臓に負担をかけたり太りやすくする副作用もあるので、特に若い方には極力使わないのが普通です。逆にご高齢の方は若い人よりも低血糖を起こしやすいため、ご高齢の方にもやはり使用を控えてます。インスリン注射ができず、他の薬でどうしても上手く治療できないケースなどで、仕方なく使う程度です。
何らかの事情でこれらの薬を飲んでいる人は注意が必要ですが、そうでなければ基本的には心配いりません。